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「よりよきもの」をつくれる人に。


糸井重里さんの本に、こんな事が書いてありました。


ぼくはむかし、コピーライターやクリエイターはABCの3つのタイプに分けられる、と言っていました。

Aが「野の花タイプ」。これは道ばたに咲いている小さな野の花を摘んで、プレゼントしようとする人。

ふたつ目のBが「バラとかすみ草タイプ」。こちらはバラやかすみ草、蘭なんかでつくった高級な花束をプレゼントしようとする人。

そして最後のCが「お花屋さんタイプ」。すてきな花束をつくってくれるお花屋さんを探して、お店の人に思いを告げて、花束をつくってもらう人。

わかりやすくつまらないのは Bの「バラとかすみ草タイプ」

でも、ほんとうにやっかいなのは Aの「野の花タイプ」だと。


お花には実体があって、色や形、香りがあって、はっきりした原価もあります。

情報には実体もないし、正確な原価も、あってないようなものですよね。

それでも「お花」の話は 情報検索にも通じるところがあるな、と思います。

(糸井さんの作る「コピー」も、原価のハッキリしない情報の世界、ですものね)



いや、形がないからこそ「特許とはこういうものですよ」と言って、野の花を受け取らせるような事も、あり得ない事ではないのでしょう。

そして・・・悪意・騙す意図があったらダメなのは勿論!ですが、

「悪意はなかったけれど、野の花を束ねていたみたい。でも、頑張ってやったんですよ?」という状況は、どうなのでしょうね。


それが「情報を集めて渡すプロ」の仕事だとしたら、私には、好ましいとは思えません。

それこそ「真心がこもっていればいい」というずうずうしい発想、に見えてしまいます。



情報を束ねて・渡す仕事をするならば・・・

自分が何の花を集めているのか、的確に見分ける目も必要だし、

納期やコストの範囲で、いちばんいい花を仕入れる技術もあった方がいいし、

同じ花でも、素敵に見えるのか野暮ったくなるのか、見せ方の技術も持ちたいな、と思います。


実体が見えない「情報」を扱うからこそ、情報を作る側には善意だけでは済まされない、技術やセンスが求められるのではないかしら、と。








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