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好きか/得意か。



弊社では昨年度から採用に力を入れていて、応募があれば状況が許す限り、関わってもらう方針をとっています。入社には至らなかったものの、時々協力をいただいている方も何人かいて、振り返ると「ここ2年ほどで関わる人が飛躍的に増えたな」と実感します。


採用といえば、よく「30分話したくらいじゃ、その人の事はわからないよね」という話が出ます。他の経営者と話していてもそうですし、ネット上でもそのような経営者インタビューを時折見かけます。私もそれが「人が人を知ろうとする時の、率直な感想」なのだろう、と思います。


ですので正直なところ「採用で失敗ゼロ、はあり得ないだろう」と思っていますし、実際に「あの時は失敗したな。ごめんなさい。」と思うケースも過去にはあります。



ここから少し、逆の目線。 応募する立場・働く立場で考えてみます。


仕事について、たぶん(感覚的に)21世紀に入る頃からかな、よく言われるフレーズ。「好きを仕事にする」というのが、ありますよね。それに対して「好きなだけじゃ、仕事にならないよ」という意見も、もちろんあります。


好きな事って、仕事になるのか?ならないのか?その成立性を考えてみると


ベン図で左のエリアから

  1)好き だが 得意ではない(苦手 or 経験がない)

  2)好き かつ 得意である

  3) 好きではない(苦手 or 好悪未定) が 得意である

の3種類がある、と思うのですね。

なお、ベン図の外側エリアは

  4) 好きではなく、得意でもない

になりますが、ここは仕事に選ぶ可能性は低そうです。


そして、仕事を選ぶ立場では、「経験がある(注:得意とは限らない)」や「好き(やってみたい、を含む)」を優先しやすいように、見受けられます。これは、私も応募側だったらそうなるかもしれません。



それでは次に、私が採用活動をする時の目線はどうか?を書いてみます。



私の場合は「その人が得意なこと」と「事業上のニーズ」のマッチングを見ています。

事業上のニーズというのは、お客様からの要望とは必ずしもイコールではないです。たとえば「人が増えてきたから、管理機能を強化したい。」というのは、事業上のニーズですが、お客様には直接見えない部分ですよね。


そして「好き」は、どう捉えているかというと、「得意で好き、ならお互いハッピーよね!」という感覚です。好きで得意で、ニーズもある仕事って、とてもうまくいく可能性が高いと思うので。これは調査もそうだし、事務でも営業でも、どんな仕事にも共通するのではないでしょうか。


・・・と、このように説明すると、色々な疑問が出てきそうですよね。

「得意だしニーズがある。でも好きじゃない場合は?」とか

「好きだから、得意かどうかわからないけど、頑張ってみます!」などは、どうなのでしょう。こちらも、ちょっと書いてみます。



得意だしニーズがある。でも本人はその仕事、べつに好きじゃない場合

私の答えは「その仕事、すごくできるじゃん!やって?ね?」です。単純ですけれど。


もちろん、その仕事にトラウマがあって、大嫌い!なら無理強いはしませんよ。(笑)

でも「べつに好きではない」状態って、特別な感情がわくことなく、淡々とやっている、という可能性もありますし、ものすごく出来るんだけど、本人には普通すぎて何の感情もわかない、というケースも結構ありますし。

あと、転職して環境が変わったら、なんか好きになれた、とかも。


なので・・・「べつに好きではない」は、今のところさほど重視していません。



■好きです、やりたいです。得意かどうかわからないけど、頑張ってみます!の場合

あー、私はこちらを警戒します(笑)。

答えは「んー、わかった。試しにやってみて。でも、できなかったら配置換えね?」かな。


熱意があるのはいいし、やってみたらすごいできる可能性もある。

20代くらいだと、今までの業務経験の種類が少なかったりもするので、

潜在的な可能性がわからない、というケースもありますよね。


ですので、熱意があるなら、試しにやってもらうのはアリ。

それで才能が見いだせれば、好き・適性・ニーズが重なるので、ハッピーですよね。





好きより得意。

好きは、仕事の中で後からついてくる。(かも)

そんな風に思います。






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