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自己チェック-感覚とメタ認知

最終更新: 2018年8月9日


情報検索には「よさそうな結果」はあっても「絶対的な正解」はありません。調査対象のテーマも毎回変わるし、よく似た調査はあっても、同じ調査を2度行う事も、基本的にはありません。だから「誰かが教えてくれる正解」も存在しなくて、自己チェックで「より良い・より適切な答え」を導き出すスキルが必要になる、と考えています。


人工知能が間違いなく身近になっていく時代だからこそ、ますます人間の感覚・感性による判断が「検索者それぞれの個性・持ち味」になっていくのでしょう。そこで鍵になるのも自己チェックであり、自己修正です。


情報検索の自己チェック・自己修正における最初の拠り所は「常識」や「おかしいな、と気付く感性」です。



もちろん、常識とされるものが100%正しい、とは言い切れません。ですが、業界全体の常識、経験豊富な技術者が「常識だ」と言う事柄は、少なくとも”標準値”と言えるものが多いです。


常識(標準値)と自分の調査結果を比べたとき、食い違いが生じていたら、多くの場合は後者に何らかの欠落・思い違いが含まれています。いつも「常識通りの調査結果」が得られた時点が出発点、だと思って自己チェックをしています。


常識と自分の調査結果が合わない時は、自分のサーチを見直します。繰り返しますが「自分が正しくて、標準値がおかしい」というケースは、ほとんどありません。0%に近い、と言っていいと思っています。


ですが多くの場合、自分では「これでよい」と思って検索条件を設定しているわけですから、自分の誤りを自分で見いだすことは比較的難しいのです。自己チェックには一種の「メタ認知」、客観的に自分のサーチを評価する能力が求められるのでしょう。


実際に検索条件を修正する”検索技術”的なフェーズでは「分類Aと分類B、どちらが良いか?あるいは両方採用か?両方不採用か?」「不足しているキーワード(自然語)はないか?」といった事が、具体的な検討材料になります。

検索状況評価や、自然語の採用/不採用は、セオリー的に一般論で説明できる要素もあるものの、個別テーマでの判断は感覚・感性に頼る割合が大きいです。



サーチ条件の自己チェックは「メタ認知能力」「言語的センス」に拠る部分が大きいのではないか、と、現在は考えています。





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